2020/08/26 12:46


「日本」と一口に言っても
それぞれの地域で育んできた歴史はまったく異なります。
ゆえに1つの国でありながらも
風習はもちろん考え方言語に至るまで各地域に大きな違いがあり、
とりわけその「文化的な違い」を象徴的な形で表している例が
「東京」「大阪」ではないかと思います。
日本全国各地域で違いはあるのですが、
特にこの2つの地域は「正反対」とまではいかないものの、
その歴史、文化的影響力を考えたとき、その微妙な距離感を含め
日本を二分する比較対象としてあげられることが多々あります。
もっともその場合はもっと大きいくくりで
「関東」「関西」という表現で分けられるわけですが。

「衣食住」は当然、スポーツでも、言葉でも、芸能といった娯楽に至るまで
2つには小さいようで大きな隔たりがあると思います。
中でも文化的な違いをわかりやすく表しているものの1つが「食」です。
「同じ料理」でありながら「呼び方」から「味付け」
中には使う「食材」そのものが異なるなど
「食文化」においては決定的な違いがあるといってもいいのかもしれません。
(※何か知ったかぶりで書いている私は関東でも関西でもない完全な部外者です)

ちなみに私の北海道はおそらく「関東」の影響を色濃く受けていると思います。
食文化でしか判断できませんが、「味付け」が「関東寄り」なのかな?と。
ですので実は「食」のことも含め「関西の文化」にはかなりうといと思います。

さすがに関西人は

「粉もんばかり食ってる」

とか、

「味のしないうどん、そばを食べている」

とか、

男の人はみんな

「ガラが悪い」

とか、

「商品名等なんでもパクる(パロディにする)」

とか、

女の人はみんな

「猛獣を着ている」

とか、

「甲子園では聞くに堪えない罵詈雑言の嵐だ」

とか、

「治安が悪い」

とか、

「犯罪の温床になっている」

だとか、

そんな「無法地帯」とは「微塵」も思っていないのですが、
せいぜい「老若男女全員がノリツッコミできるんだろうな」
程度の認識があるぐらいのもので、
オーバーではありますが、
ある意味「外国なみ」にわからないことも少なくありません。

その1つに今回ご紹介する商品があります。
それが「どて焼き」です!(↓これだ!)



まず名前を聞いても最初はイメージがわきませんでした。

「どて?」

なんのこっちゃと。(←これ関西弁?)

そこで簡単に説明を兼ねて自分でも勉強しました。
まず「どて焼き」は大阪の伝統的郷土料理なるもので、
牛のスジ肉を味噌やみりんで長時間かけて煮込んだもの・・・
ということです。
呼び方としては「どて煮」または「どて」と区切った言い方をするらしいですね。
串カツとともに大阪・新世界の名物の一つとして知られており、
(↑新世界って何?ドヴォルザークと関係あんの?)
もともとは鉄板で焼くものだったらしく、
現在は鍋を用いる店のほうが多いとのこと。
調理法も載ってはいたんですが何やら微妙に違うような・・・・。

■調理法?1
味噌入りのダシを鍋にたっぷり注ぎ、串刺しにしたスジ肉を並べたあと、
弱火で2~3時間じっくりコトコト温めれば、ひとまず出来上がり。
食べる直前に、お好みで七味や山椒、ネギをかければより一層おいしさも増す。
※郷土料理ものがたりより

で、例によってですが一応Wikipediaに載っていたので。

■調理法?2
牛のすじ肉を下茹でし、アクと過剰な油脂分を抜く。
下茹での済んだすじ肉を適当な大きさにカットしたあと串に刺していき、
白味噌を主体とした合わせ味噌、砂糖やみりん、出汁で、
浅い鉄鍋で炒め焼きするようにしてから煮詰めていく。
(最近では、串に刺さずに煮る店のほうが多い)※説がたくさんあるのね。
刻んだ青ネギと七味唐辛子をかけて供される。練りからしを添えることもある。
付け合わせとして蒟蒻を一緒に煮込むこともある。


まぁ何にしても「どて焼き」とは大阪人に愛されてきた
「牛すじを味噌やみりんで煮込んだ料理」のことで、
長い歴史の中で進化してきた「郷土料理」ということはわかりますね。
「どて焼き」はまさしく「大阪の文化」「大阪の味」と呼べるものなのでしょう。

そしてその「大阪の味」が大阪にいなくても食べられるんですね~。
良い時代です!

それがこちら・・・・

いえ、これや~!



どや~!24人前やで~!
よろしゅう・・・・・


うっどう考えてもこれ以上関西弁が思い浮かばん・・
この先なんて言うんだろ・・・・?


※ちなみに北海道でも「関西圏」の番組は地上波でも観れます。(当たり前か)
個人的には「探偵ナイトスクープ」、
今は大阪じゃないけど「きらきらアフロ」とか観ますし、
「新喜劇」とか「明石家電視台」もやってるね。